お久しぶりです、女子大生のYです!
みなさんは最近、対人関係でなんだかしんどいな、と思ったことはありませんか?
私は大学生になってから様々なバイトを掛け持ちして経験してきましたが、その中でも特に対人関係においてストレスが多かったのがキャバクラのバイトでした。
キャバクラは男性がお金を払って女性と楽しくお酒を飲む社交の場です。
夜、男女が集まりお酒が入れば少なからず人間の本性が見えてきてしまうものです。そんな時登場するのが「うわっ、この客、痛すぎ…」通称「痛客」と呼ばれる人たちです。
今回は私がキャバ嬢時代の経験を元に、様々な痛客とその対応についてご紹介します!
痛客にいちいち腹を立てたり落ち込んだりせずさらと流せる強靭なメンタルを手に入れれば、もしかしたら今あなたの周りの困った対人関係も何かしら糸口が見つかるかもしれませんよ。
それではさっそくキャバクラあるあるに行ってみましょう!
キャバクラの痛客あるある・対処法10選
1.話を続ける気が全く無い客
こちらから話題をふっても返事が一言、二言で途切れる。返事を返してくれたらまだ良い方で、時には目を合わすことすらしない方もいます。
あなたはキャバクラに何をしにきたんですか?^^という感じですが、意外とこれもキャバクラあるあるんなんですよ。
まずは何が原因なのかをじっくり探りましょう。
ちょっと人見知りで最初打ち解けるのに時間がかかりそうな人なのであれば、まずは時事ネタなどを薄っぺらく色々話してみて、何に興味があるのか探りましょう。
どんな人間でも自分の得意分野の話になるともっと語っていたくなるものです。どんどん興味がある風を装って細かい質問を投げかけてみると、自然と会話は弾んでくるはずです。
また、はなからキャバクラ嫌いのお客様が仕事上のお付き合いなどで来店することはあります。お客様がどうしても話したくなさそうだったら、同じ席の他のお客様の話にしれっと混じってしまいましょう。それでも体の向きは担当のお客様から外さない等の工夫をしておくと、お客様を放り投げたなどの角が立たないのでおすすめです。
2.お触りが酷い客
腰に手を回してくるくらいだったらまだしも、そこからエスカレートしてお尻を触られる、肩に腕を回される、太ももを触られる、胸を鷲掴みにされる…など、こちらもキャバクラあるある…。
キャバクラ入店当初、店長さんから「人は密着していると安心感がある。だからお客様の隣に座るときは太ももが密着するくらいがちょうど良い」と習いましたが、距離が近すぎたら女の子側からすれば安心感どころか危機感を覚えますよね。
これぞキャバ嬢あるある。ここはおっパブじゃねーぞってぶん殴りたくなります。
そんなときはあからさまに嫌がるというよりかは、「もう、しょうがないんだからぁ♡」と微笑んで痛客の手を両手で優しく包み、膝の上などに落ち着かせましょう。
怒りに任せて対処すれば相手も不快になるというもの。母性で包んであげましょう。
3.初回フリーでアフターに誘ってくる痛客
ご来店が初めてでまだ指名の女の子がいない状態のお客様は、何のしがらみもないのでキャバ嬢にとっては自分のお客様にする絶好の獲物です。
ですからみんなあの手この手を尽くして自分のものにしようとするので、この後遊びに行こうと誘われたら仲を深めるチャンス!と思って飛びつきそうになっちゃいますよね。
ただ、同伴と違ってアフターはお客様がお店に対して料金が発生しないぶん女の子にも一銭も入ってきません。いわばアフターを求めてくるということは、レストランで店員に向かって「無銭飲食させてくれ」と要求するようなものです。それが「貸し」となって仲が深まり次回来店時の指名が取れれば後から利益を回収できるかもしれませんが、初回フリーだとその保証は低いです。
しかも同伴と違ってアフターは、時間的にもホテルを連想しやすく、枕営業を求められてしまう可能性もあります。
「タダで女の子と飲みたい」そんな痛客の餌食とならないように、あらかじめそのお客様は本当に今後自分を指名してくれるのかどうか、見極める必要があります。
もし可能性がなさそうならその人は無銭飲食をする痛客ということで、きっぱり切り捨てて他のお客様に労力をさきましょう。
4.ヘルプをフル無視する痛客
キャバクラではお客様を担当する指名の女の子が他の席に呼ばれると、その間代わりにヘルプの女の子がついて接客します。さっきまで指名の女の子の前ではあんなにデレデレしてたのに、自分がヘルプとしてついた途端一言も喋らなくなる痛客、いますよね。
お客様はヘルプに対して何の義理もないので、興味のない女の子と喋る気はないのは正直わかりますし、お金を払っている立場なのでヘルプに対して気をつかってくれとまでは言えません。それも含めて接待することがキャバ嬢の仕事です。
ですが、ヘルプの子に不快感を与える態度を撮り続けているとそのお客様の席にお店の女の子がヘルプに誰もつきたがらなくなり、最終的に困るのは指名の女の子です。もしその女の子が人気だった場合そのような手のかかるお客様は必然的に優先度を下げて考えるようになっていくので、巡り巡って損するのは痛客自身なのです。
私たちも、大人として相手に不快感を与えない程度の省エネモードで世間話できる能力くらいは身につけて置きたいものですね。
5.水商売を卑下する発言をする痛客
「他につける仕事なかったんでしょ?」
「体売ってるだけじゃん」
「子供がかわいそう」
このようにあからさまに見下されることはキャバクラでは日常茶飯事ですよね。
確かに学歴などは一切必要ないし、極端に容姿に欠陥がなければ誰でもつける職業ではあります。ただ、それが続くかどうか、ある程度指名が取れるかどうかはかなり実力によって左右されます。そしてその実力というのは、容姿に加えて、場の空気を読む頭の良さと、相手に気に入られる愛嬌です。
それは他のどの職業にも当てはまることではないでしょうか。自分が信念を持ってやっていれば何も気にする必要のないことです。
それにそのようなことを言う人は、相手の気持ちを考えられない人、自分が損する状況を自ら作り出してしまうかわいそうな人です。なぜなら本当に仕事のできる人は、内心どう思っているかは関係なく、キャバ嬢の扱いも上手ですからわざわざ気分を害するようなことを行って来ません。
あからさまに卑下してくる痛客に対しては、自分の誇りを忘れず、余裕を持って笑いで返しましょう。自虐しすぎる必要はないですが、ちょっとおっちょこちょいエピソードを話すのも笑える場合が多いです。
また、正直なところ品のないイメージを持たれる仕事なのも事実なので、普段から品のある行いに気をつけたり、世間のことを勉強しておくことも必要ですね。
6.ガチ恋する痛客
遊びなれてない人やメンヘラ気質な人に多いのがガチ恋してくる痛客。
その分お店に通ってくれたり売り上げに貢献してくれるうちはまだ許せますが、そのうち「店の外で会おうよ」と、他の客とは違うだろオーラを出して来ます。
正直お金を払ってくれるうちはこちらも仕事なのでそれに見合った対応をしますし全力で楽しませようとしますが、あまりにお店の外で会うのを多く求めてくるようであればあなたを楽しませる義理はこちらにはないです。どうぞプライベートでいい人を探してください。
これに関しては表向き、もう付き合っちゃうことにするのが一番手っ取り早いですね。
ボーイさんや他の女の子も巻き込んで、二人がカップルであるような雰囲気を作るとお客様も自尊心も満たされるでしょう。接客時間の間はこれ以上ないほどの天国を見せておいて、時間が終わればあまりラインの頻度も高くしすぎずに塩対応をして、ビジネスの関係性に気づかせてあげるのがいいでしょう。
でも人間は自分に都合のいい面しか信じようとしないので、どれだけ店の外の時間で女の子に冷たくあしらわれようとお店に行けば幸せな時間を過ごせるので、やっぱりこの子は悪い子なんかじゃない、と痛客自身が自分に思いこませるような現象がおきます。勝手に沼ってください。
もし待ち伏せなどのストーカー被害などがあるようだったらまずはお店に相談してみるのがいいですが、お店はお客様を逃したくはないのであまり強制力を持って動いてくれるのを期待できません。あまりに酷いようだったらすぐ警察に相談しましょう。
7.しつこくエッチに誘ってくる痛客
「◯◯ちゃんめっちゃ性欲強そう!笑」
「家きてや!笑」
など、しつこく言い寄ってくる痛客、星の数ほどいますよね。
お客様も女の子もお互い、お酒の席のノリをくんで本心ではないことを言うこともあります。
なのでお客様が本気で誘ってきても女の子側もそれを汲んで冗談でノリノリでエッチな返しをすることも時には必要です。
ですがそれを本気で捉えてしまい、どんどん話を進めようとしてくる痛客は、むしろ純粋すぎて哀れにすら感じますよね。
ただ、若い女性という価値以上の付加価値、例えば話が面白かったり、特別に容姿が優れていたりがなければ、キャバ嬢は売り上げを上げようと思えば色恋営業に頼ることをしなければなりません。
自分の市場価値をわきまえて、不満ばかりではなく時には妥協することも必要かもしれませんね。
そこで、しつこくエッチに誘ってくる痛客に対しては自分の中で何個かテンプレートを持っておきましょう。
例えば、
「このあとホテル行こうよ」→「えー、いいけど、私めっちゃ強いよ?」→それぞれの性欲の話
「このあとホテル行こうよ」→「私今日ラストまでなんだけど、◯時(朝)まで待てる?」→延長させまくって、周りを巻き込みながらお客さんを酔い潰す。もし強かったら逆に自分が潰レたふりをする。万が一朝まで残っているようだったら待ち伏せされないようにお会計待ちしている間にさっさと送ってもらう。
などなど鉄板ネタです!
重要なのは、下ネタに敏感になりすぎて、間違えてもキレたりすることのないようにするということです。エッチに誘ってくる人の中には場を盛り上げようとして、いわば社交辞令にような形で言ってくる人もいるので、そこを見極められずにこちらが本気に捉えてキレてしまうというのはマナー違反ですよね。個人的にはそこも踏まえてのプロ意識だと思います。
ただ、こちらの気持ちを無視してしつこく迫ってくる痛客には、地域の大手のおすすめ風俗をご紹介してあげましょう。嫌味じゃないですよ、親切心です。
8.支払いでモメる痛客
あれだけ大人数で延長しまくって、飲んで騒いで指名しまくって遊びつくした後に、支払いの時になったら「高すぎる」といちゃもんをつける痛客もたくさん見てきましたが、見ていて本当に気分がいいものではありません。
キャバクラのお店ではこのような問題がおこらないようにボーイさんからお客様に最初に着席した段階で料金のご説明があります。◯◯分◯◯円という基本料金に、ドリンクオーダーをしたり女の子を指名したり、また席の時間の延長をしたりすれば料金は重なっていきます。
事前説明をしているものの、やはりアルコールが絡んでくる空間なので酔っ払ってしまって記憶がなくなってしまうのも珍しくありません。
私は支払いの時に「この女がドリンクを勝手に注文したからドリンク代は払えない」とか「この女は指名していないのに居座り続けたから指名料は払えない」などと言われてしまった経験があり、もちろん自分はそんなことを勝手にしたりせずお客様のオーダーに任せていただけだったのにいちゃもんをつけられている…という状況が悔しくて仕方ありませんでした。
どれだけ悔しくてもそのような時は女の子が引き下がって、あとはお店側に任せてしまうのが吉です。お店側か女の子側、どちらかが目の敵になってどちらかに同情を集めればこちらの勝ちです。だいたいそういう時はお店側が出てくれるので、女の子はお客様をフォローする言葉をかけつつ、早々にバックヤードに引き帰ってしまいましょう。
また、そもそも支払い時の問題を極力回避できるよう、まだあまり信頼関係を築けてなかったり特に初回のお客様の席では、どんなにお酒が入って盛り上がっていても、支払いをしてくれそうなお客様に一言「もう1杯いいですか?」「指名料がプラスでかかりますけど大丈夫ですか?」などと細かく確認を取れれば完璧ですね。
9.同伴代をケチる痛客
お店にくる前に外で食事などをして、女の子が出勤時にお客様を連れて来店していただくことを同伴と言います。それにはキャバクラのお支払いの時に、飲み代だけではなく同伴代が数千円程度かかリます。
その同伴代は女の子のお給料のプラスにもなるので、女の子側からしたら少し出勤を早めるだけで美味しいご飯も食べさせてもらえるしお給料のプラスにもなるし、かなり嬉しいお話です。
ですがお客様の中には同伴代をケチって、一緒に出勤まえ食事はしたのにわざと女の子と一緒にお店に行かず時間をずらしてご来店する痛客がいます。
はっきり言って数千円もケチるようなお客様を持っていてもトータルで見たらきっと他の飲み代もケチってあまり売り上げは上がらないはずなので、あまりそのお客様を引っ張るメリットはないです。ただ、キャバクラのお客様と女の子は人付き合いという関係性でもあるので、なかなかバッサリ切るのが難しい場合もあります。
どうしても同伴させたい場合は、正直にお客様に自分の売り上げをあげてもらえるよう直談判してみたり、「◯◯さんだったら同伴してくれるのに…」と他の客さんを引き合いに出してみて嫉妬させてみたりすると、関係性のスパイスになっていいかもしれませんよ。ただし多用は禁物。タイミングと頻度を見計らいましょう。
9.女の子同士の関係性をこじらせる痛客
キャバクラはただでさえ女の子同士の争いの場なのに、たまにわざわざ女の子同士の関係を拗らせようとしてくる痛客がいます。
実際にあったのは、ヘルプの私にしつこく連絡先を聞いてくるお客様です。
ナンバーワンの先輩が指名被りしており、私がヘルプで呼ばれた席でその痛客と出会いました。痛客はずっとナンバーワンが冷たい、性格悪いなどの話を私にしており、私はお客様の機嫌を損ねないように慎重に否定せずどちらかといえば肯定よりのあいづちをうっていました。
自分の話を否定せずに聞いてくれた私のことをいたく気に入った痛客は、もうナンバーワンは切るから君を指名したい。連絡先を教えてくれ。と言ってラインを聞いてこようとしてきました。
その時新人で全く指名客を抱えていなかった私はチャンスだと思いましたが、あとあとお店での働きやすさを考慮して、ここでこの一人の痛客のためだけに今後稼げなくなるのは勘弁だと思い、その場ではスマホの充電が切れていると嘘をついて、フェイクのラインIDを渡してその場をやり過ごしました。
その後、終始をお店側に一応説明。ナンバーワンの先輩にはその場で自分から報告してしまえば自慢とも捉えかねなかったので、のちにお店を通してその話を報告してもらうということにしました。
もし自分が店を変えても売れる自信があるのなら、店にいられなくなる覚悟で他のお客様をとってもいいかもしれませんが、基本的には波風が立たないように過ごすのがベストです。直接女の子同士で話し合うのもいいですが感情が入ってしまって他の問題に発展してしまうこともあるので、うまく第三者であるお店のボーイさんなどに仲介してもらうようにすればいいですね。
10.モテていると勘違いしている痛客
「他の店の女の子からもいっぱい誘われるんだよ」
「俺、女の子にめっちゃモテるんだよ」
「いろんな子からLINEがたくさんきて大変だよ」
あ、大丈夫です。本当にモテる人は黙ってモテているので。
こちらからすれば金づるなので、お客様としてお店に呼ぶのは当たり前のことなのに、それをさもデートに誘われているかのように自慢してくる痛客がいます。
薄っぺらい自慢話を聞かされるのもしんどいですが、人間は自分の思っていること以外の話は聞きたくないもの。否定せずに褒めてあげましょう。痛客は幼稚園の園児だと思ってください。「先生、折り紙折れたよー見てすごいでしょ?」「わー上手にできたねえすごいねえ天才!」
もうこれくらいのメンタルでやっていかないとキリがないので。
ちなみにこういう痛客は、いろんなところで長年遊びまわっているぶん、案外金払いもよかったりします。ずっと一緒にいる分にはしんどいですが、たまに会いにきてもらえる関係くらいはちょうどいい塩梅で残しておきましょう。具体的に言えば、その人の唯一無二の推しキャバ嬢になるのではなく、2〜3人いるお気に入りの中の一人に潜り込む程度の関係性だと過度にストレスもかからないでしょう。
まとめ
基本的に痛客というのは、どのキャバ嬢からもめんどくさくて倦厭されているので、自分がうまくその人を扱えるようになればその後は根強いファンとして応援してもらえる場合が多いです。
あなたがキャバ嬢じゃなくても、もし痛客のような嫌な人に出会ったらすぐ離れるのではなく自分が成長するチャンス!とプラスに捉えて、その人をどううまくコントロールするか実験してみると楽しいですよ。対人関係を制する者は人生を制します!
また、今後、コロナの影響下ではキャバクラやラウンジ、風俗、パパ活などの業界に未経験の女の子が多く新規参入してくると考えられます。そのような時代を戦い抜く中での、一つの参考になればと思います!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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